[雑記]I SiNG

真夜中に饒舌なひとがおしゃべりしているのを聴いている。
こんな風に話すひとだったのだっけ。
そういえばそうだったかもしれない。
文字と文字の合間から透けていたのは
たしかにこんなひとだったかもしれない。


道が


どこかで分かれたのか、
それともこれからまたいつか
交錯するのか


それはわからないけれど、
こんなふうに話すひとなのだということを
いま知ることができたことに意味がある。


遠くで同じ時間を過ごしていたのだな。
今も同じ時間が流れているのだな。


背筋を伸ばして,少しチューニングをしよう。
合わせるのではなく,かすかな波長も拾っていくために。
細くともどこか遠くまで届けることができるように。


手を振ろう。


今年は手を振る年にしよう。