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久しぶりにヒーローのことを思い出して画面を開いた。
そこには元気そうに恥じらう姿が映し出されていた。
よかったなぁ
本当に良かった。たぶん、それだけの日々ではないと思うけれど、
とてもよかったと思う。
道は、一歩踏み出すごとに新しく更新されていく。
背中から照られる夕日に伸びる影に似て、
自分の足取りの通りに道は伸びていく。
だから迷わない。このまままっすぐ歩いて行く。
恥じらうあなたの笑顔に、心が強くなる気がしたから。
もう交わらないかもしれないけれど、
いつか隣を歩いていることがあるかもしれないから。
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興が乗って、他にも映像を探してみた。
あの年のあのステージは、本当に得難いキラキラに溢れていたのだな。
そして、あれから今までの時間が、皆にひとしく
降り注いでいたのだな。
どんな時間だったのか、それは大したことじゃない。
ただ、いろんなところで、みな等しく時間を積み重ねていたのだな。
季節が変わって、春が訪れた。
だからそんなことを思うのだろうか。
でも、いつだって必要なことは目の前に訪れる。
研ぎすましていれば、なんの心配もない。
そういう、ことなんだ。