「房総スカイライン・ファントム」に思うこと

iPodにひと通りアルバムを全部ぶち込んで、on-the-goで好きな曲をチョイスする。そうすると、自分が氣志團のどのあたりに弱いのかがよく分かる、ような気がする。

房総スカイライン・ファントム」を注入すると、どうして背筋が伸びるのだろう。遠くまで見晴るかすような、ぐっと視線が上に上がるような、そういう気持ちよさを感じる。何度も。そこから「黒い太陽」「國道127號線の白き稲妻」に至る流れは、どうもゾクゾクするほど好きだ。
何度となくその語録に出てくる「あの頃」にストレートにタイムスリップできる、からだろうか。

強くなれる気がする。「あの頃」の、無鉄砲だけど無敵な自分に戻っていくような気がする。

多分、いろんな人がいろんなスイッチを持っていて、音楽だったり漫画だったり小説だったり、いろんな刺激によって「ON」になっていくのだろうけれど、今の自分は間違いなく、氣志團によって電気を入れてもらっている、強くしてもらっている。
走らなきゃいけない、忘れてる場合じゃない、封印してきたいろんな気持ちをもう一度紐解いて、成仏させてやらなきゃならない。多分、今がそんな時なんだ。そんな「時」にスルリと入り込むことができたのが彼らなんだろう。