お疲れ様でした。

住み慣れた場所を離れるには勇気が要る。新しい場所への期待よりも、不安の方が多分大きい。だけど、机を全部引き払って、大きな花をいくつももらって、今日出てきた。8年間勤めた場所を、今日辞めた。


8年間は、長くて、濃密で、混沌として、疲れ果てて、楽しくて、笑って、遊んで、醒めていて、隠していて、開け放して、そして、上手いこと収束した。
もちろん、ずっと探していたタイミングではあるのだけれど、実際それが訪れたのは突然だった。そして、お膳立てが整ったからには、行くしかない。「GO!」という聞こえない声がまたしても耳に響いて、気づいたらほとんどたった1ヶ月のジェットコースター・ライドで、何もかも折り合いを付けてしまった。相当な力わざ。でももう、行くしかないんだ、今からは。


それにしても、去年から今年にかけての「大回顧サーキット」が、こんな風に転がっていくだなんて思いもしなかった。昔のことばかり思い出すのは、昔のキーワードを思い出させてくれる人が現れたからで、だからといってまさか現実にリンクするとは思わなかった。心の中で旅するのはもちろん、現実のうえでも本当にいろんな場所へ連れていってもらってる。ありがたいな、うれしいな。しかもそのスピード感はまだまだ続いているのだ。だから、ちゃんとひとつひとつ覚えておかなくては。まだまだ、走るのに飽きるまでは、私だって止まることはできないのだから。


月曜日の「見るからに幸せ」なステージは、どうやらやってる人が本当に幸せだったかららしい。なるほどねぇ。いいものたくさんもらったなものなあ、本当に。そして、いまこのタイミングだから行けた、ということも含めて、やはりタイミングが素晴らしい。1ヶ月経てば、また素敵な時間が待っているというのも贅沢すぎるな。今あるもの、大事にしなければならないもの。そういうことをつくづくと考えていこう。