テリーに口づけ！？

舞台の直前か何かでテンパっていたとき、ふと目の前の情報誌を見たら『エンタメ祭！』というのの先行予約をやっていた。出演はパニクルーの人たちと微熱DANJI and more...んーこういうイベントって人入るのかなーどうなのかなーそれはわからないけど微熱の房スカ（の歌詞）はもう一度聞いてみたいなー、と思った時には電話をかけていた。いやいや、どうせ玉砕でしょう。シャレだってシャ……あら、繋がっちゃった。

というわけで、３日の舞台のあと、23時の引き取りを目指して打ち上げを中座してまでも取りに行ったエンタメ祭のチケット。しかし、明後日からオーサカへ出張する関係上、今週は予定ぎっちぎちやねん！　でも稽古は休まないねん！　正直、今日はもう流してしまっても仕方ないかもしれない……でも整理番号はバリ早ですよ、スゲー。

果たして『祭』当日の本日。開場にはもちろん間に合わないものの、せめて微熱には間に合ってみようじゃないかと朝から苦心惨憺。でも出順は？　そして「and more...」は？　調べてみると、今日の３枠めは漁港だったらしい。んー……いっか（笑）。しかし、この３者だとどういう順番になるんだろう。というかチケットを素直に読めば微熱は真ん中だよな。じゃあ19時開演だから20時目安で行けばいいか。甘いか。
とにかく、そんな有り様なので、荷物をまとめて席を立ったのは軽ーく19時半を超えてからだった。これで微熱が終わってても文句言わないよベイベー。

ショートカットしようと思うと、円山町は大抵おかしなところに入り込んでしまう。お、意味深なカップル？　とか言ってないでとにかく急ぐ。坂道を上がって下がって、階段を上ってO-East。重い扉を押し開けようと手をかざすと、中から聞こえるのはまさに「小芝居」真っ最中の微熱DANJIの声だった。

今どのくらいのところなのかなー。１、２曲歌ったあたりかしら。ニカケンはお父さんが見に来てるんじゃないの？　なんていう輝矢のフリから、お約束風の「ニカケンいじめ」があって、用心棒がゴッドファーザーのテーマに乗って出てきたりしてた。その前にエア・マシンガンぶっ放してたか。とにかく展開がよくわからん。とにかくそんなようなシチュエーションから、これまたお約束風の歯の浮くような輝矢のフリがあって、『シェリーに口づけ』に突入。踊ってる人は少ないなー。それからまたＭＣ（小芝居）があって、『涙BOY☆涙GIRL』で終了。早！　と思ったけれど、この時点で30分くらい楽勝で経っているのだった。３人が舞台から捌けると、ステージにはチェッカーズの『I LOVE YOU サヨナラ』。しんみり聞いちゃうなあ。この間、USAタンクトップなどでキメた人たちが前方から抜けてくる。なんだ、私の周囲だけが淡々と見ているのであって、ちゃんと盛り上がっているのだな。しかし、曲のボリュームが落ちませんよ？　と思っていると、なんと白いスーツに着替えた３人がステージに復活。「アンコールって言ったでしょ？」全ては想定内のステージングなのだった（笑）。

でもってまたニカケンをイジる→用心棒が出てくる、の展開が繰り返されて（笑）、『さよならDecember』（！！）へ。というか……立つ瀬がないほど輝矢の歌が上手いんですけど……いい曲だなぁ……そして、ついにラスト『鉄のハート』。うーむ、なーるーほーどーねーーーーって、腕組んでフムフムと見ちゃってる場合かという感じなのだけど、まあ強いて言うならば氣志團ちゃんのツアーに先駆けて、何かテンション上げておきたかった、のだよ。ただちょっと予定が詰まりすぎでした（気持ちの余裕的に）。
でも、どうせ（？）彼らを見るなら、やぱし徹頭徹尾演出された世界の中に身をおける単独LIVEに行った方が、余計なこと考えずに楽しかったのかも、という気はするかな。いや、「徹頭徹尾」の片鱗は、今日の短い時間でも十分見えたと思うのだけど、そういう意味では勿体なかったかな、という印象でした。
ま、本当のお楽しみは氣志團學園で、ということでいいだろう！　そのためにも明日を頑張ります。はい。