Blues'n Roll Fes '06@初台 The DOORS(出演:ブルースエードシューズ、三宅伸治バンド)


次の夏にまた会いましょう
次の夏にまた会いましょう

Knockin' on heaven's door....


……………いやーーーーーーああ、遠くまで行ってきました。ため息です。素敵。幸せでした。


初台DOORSというのは、私は初めて行った場所なのだけど、空間としてそもそもとても気持ちがいい場所なのね。天井が高いんだ、2Fまで吹き抜けでさ。
先月(今となっては先々月か)のヒルビリーバップスのライブのときにフライヤーが入っていて、なんとベースの剛くんが三宅伸治さんとバンドを組んでステージをやるという。うわお、これ見たいよね、なんて思っていたら、2日めのゲストに伸ちゃんが実際来て。これまたもんのすごく久しぶりに伸ちゃんの歌声を聞いたらちょっとビビってしまった。変わらないから、変わってないから、とかそういうんじゃなくて、なんというか、凄みが増しててさ。艶っぽいのさ! それで、ますます「絶対行こう!」と決心していたら、さらにサプライズなことに、同じくヒルビリーのギターである社長(ことロバート平野)も参加するという。こ、こ、こりゃもう行かなきゃ!


この間、小西竜ちゃんのドラムが聴きたくてDUKE & THE niceGUYを見に行ったときは、ちょっと変わったライブハウスの仕組みによってか、なかなかリラックスできなかったのだけど、今回はどうだろう。念のため買っておいた前売りのチケットはなんと整理番号8番。うそーん! またあんな緊張感、ちょっとイヤなんだけど……と思っていたけど、おかげさまで無事賑わっていました。ホッ。そして、ブルーズン・ロールのお祭りは始まったのでした。


トップバッターはもちろんブルースエードシューズ。うがーやっぱり剛くんのベースはカッコイイって! 平野くんのギターもかっこいいんだって!! そして何より伸ちゃんの歌が素晴らしい(パー兄さんのドラムもねー)って!!! いろんな曲を聴かせてもらったけれど、タイマーズからも2曲(「土木作業員ブルース」と「トルエン」)、ヒルビリーからも1曲(「DOG HOUSE」!)やってもらってもうクラクラ。カッケー!


だけど、伸ちゃんの凄さを実感したのは、やっぱり三宅伸治バンドになってからだった。途中で演った新曲(「夢の途中」っていうのかな?)、持って行かれたなーーーー! 屋外のGIGを体験したばっかりだけど、「高さ」「遠さ」で言うならは、もしかしたら今日の方が飛べちゃったかもしれない、という気持ちよさだった(いや、GIGはGIGでスゴ良かったのよ!)。アンコールでやってくれた、「Knockin on heaven's door」の伸ちゃん詞版「次の夏にまた会いましょう」はもうほとんど泣けた。そうね、また来年会えるんだったらオレ頑張っちゃうもんね、という感じで、グーを握りしめながら聴いたよ。
アンコール2回やってもらっても収まらないオーディエンスは、客電が点いてもまだしばらくフロアに残っていた。2Fの手すりから伸ちゃんが手を振ってくれてる。そしたらなんと! オマケの1曲が!!



この雨にやられて エンジン いかれちまった
俺らのポンコツ とうとう つぶれちまった


!!!!!!

ギター1本で暗いステージに戻ってきて、ディストーションのバリバリ利いたストロークを1発かき鳴らしてから「何でオレこんな激しい曲やろうとしてんだ?」と笑った伸ちゃん。ふんがーっ!! そうね、今夜は確かに雨あがりのトウキョーでした。しかし、ボスのことは、誰からも、一度も、ひと言も出てこなかったけど、こいつはちょっと染みました。


なんだかもう、もっといろんなことグルングルン考えてたんだけど、とにかくスゴ良かったです。もういい、頑張れる。ホントここのところいいものばっかり見せてもらってるなー。ちょうどそろそろ、ホームランかっ飛ばさないとならない頃合いになってきているところなので、ここらで頂いたもの全てまとめてスコーン! と、打ち返したいもんです。いやもう、打ち返すって。今なら打てるし。打つしね。負けられないわ、ホント。キーッ!(笑)