阿部義晴&ポルチーニ@青山MANDALA

先日、たしかあれはスミくんの代々木一体の日だったと思うけれど、朝地下鉄の駅で隣を歩いている人が、もの凄く見覚えのある感じでドッキリした。細身で背が高く、ちょっと特徴的なヘアスタイル。服装はイメージよりもかなりカジュアルだったけれど、背中にベースを2本背負っていて……まさか!?


というのを確かめたくて(?)足を運んだ、阿部義晴氏と彼率いるポルチーニのメンバーによるクリスマスライブ。なんでも阿部氏はもう10年も、7月の末とクリスマスには、ここMANDALAでライブをやっているんですって。そうだったのかー。


くどいようだが、わたしは基本的にユニコーンを通っていない(胸張って言うことでもないのだけどさ)ので、阿部氏と言われても「ほほーーー」という感じなのだけど、それでもなお「行ってみよう」と思ったのは、9月の「Blues'n Roll Fes 」で見かけた、それは洒脱なベーシストゆえだった。その彼がね、今回のライブに参加するというのを、いくつかの偶然(というか発見)によって知ったので、まあ地の利もいいし、行ってみようじゃないかと。しかもあなた、メンバーのなかにはあの身長2m9cmのギタリストもいるっていうし!(笑)


直前まで職場でズルズルとメールを書いたりしていたので、到着はほとんど開演の19時半ちょうど。通路の途中に、高橋Jr.氏もトミーちゃんもちょうど見渡せるベスポジを発見したのだけれど、そこはまさに「通路」であったためやむなく移動。落ち着いたその先は、肝心のJr.氏がちょっと見づらくはあったけど、なんだかかえってトミーちゃんが良く見える好位置で、これもある種のベスポジかと納得。それにしてもトミーちゃん、ちょっとお太りになられたような……。リーゼントがいつもと違うから? だけではないような気がするよね。


ライブの方は、カバーの曲が歌える程度で、ホント、ほぼパーフェクトに分かりませんでした(!)。分かりませんでしたが、阿部氏のパワーに驚きつつ、十分に楽しませてもらってきたのだ。というのも、これまでメディアを通して見ていた彼のパフォーマンスは、「単にテンションの高い人」的な印象しかなかったせいなのだけど(スミマセンスミマセン)、実際の阿部氏は、テンションが高いのはもちろんなんだけど、何というか、タフな感じがしたのよね。好きなことを好き放題やってる人のタフさ。なるほどね、40になったときに「これが俺の好きなことやねーん!」といって暴れていられたら、ちょっと無敵かな、なんて思えたりしたのでした。
途中、ゲストに寺岡呼人氏が登場。そのコントラストで、よりいっそう阿部氏のタフさを感じた……ということもあるかな。いやまあ、○十年の時を経てまた呼人を見ることがあるとも思わなかったけど……何年経っても駄目なものはダメだわ(笑)。


うーん、それにしても、やっぱりライブは思い立ったときにプラッと行けて、かつココロから楽しめる感じがいいかな。さらに欲を言うなら、MANDALAだったら、ちゃんと席に座ってお酒も楽しみながら見るのがいいねぇ(これは単に自分のやる気が足らなかっただけ)。


というわけで、水曜日の朝見かけた人は、今にして思うと別人だったような気がします。そらそうだよね(笑)。そうそう、今日の客席にはゆっきが来ていました。暗がりではあったけれども、間近で見ても「美」でした(マジで)。
あとは……アンコールが終わって、床に置いたバッグを持ってさあ帰ろう、としたときに、Jr.氏の赤いピックを発見☆ 本日の記念に頂きました……!