事後報告。

今言わないと一生言えない。言わなかったら一生キミと(例のこと)話せない。だから思い切って告白するよ、オレ…


「大阪行ってきたワ!」


「エエーーッ!!」


何と先週は、上手いこと稽古が1週間休みだったのである。といっても、GIG参戦予定の19日は水曜日、例えいつも通り火曜木曜が稽古の日であっても別に影響はなかったのだが、そこはそれ、体力的な問題も加味しつつ。よって、延期公演の日程は、発表されたときから「こりゃー天の思し召しだなー」と都合良く解釈していたのだが、懸案が皆無だったわけでもなく。
「稽古がない」ということはつまり、「『東京ドームの友人』と会う機会がない」ことを意味する。そう、木曜どころか火曜も休みということは、出張る直前、彼女に会えないのだ。会えないということは、話す場がない。話す場がないということは、コクるチャンスがない。だからゴメン、事後報告。


「あのね…今日はもッ凄い面白い話持ってきた」


「ナニナニ? 仕事のこと?」


「ううん」


「…氣志團のことかなー?」


「…(鋭い…)」


というわけで冒頭の告白に戻るのである。いやースマン。遅咲きの櫻は往々にして狂い咲くということで許してくれ。つーかね、キミが「遠征」という行為を許容してくれるかまだわからなかったんだよ! イヤ違うな。話したら、きっと誘うことになるだろう? だけど、むちゃくちゃタイトで自分勝手なスケジュールで行く気持ちだったから、誘ったとしてもかえって申し訳ないと思ったんだ! だって当日の昼に出て翌日の朝イチ戻りだぜ? あとは…あとはもしかしたら、オレはハナから「1人で」見届けることを欲していたのかもしれない。断られないことを恐れていた、そう言ってもいいのかもしれないね。そうだ、それもある。たぶんある。きっとある。絶対ある。とにかく…ゼメン!


幸いなことに彼女は、「なんだー、行きたかったよー、言ってくれれば良かったのにー」と言ってくれた。うわお、ますますゴメン! …いや、そうだったのか、遠征はアリですか! じゃ、いつかきっとまたあるだろう、いやあるに違いないと信じるしかないツアーの時はどこまでも行こうじゃないか! っていうかその前に、キミの方がよほど氣合いが入っているのだったね、スマンー抜け駆けしたよ今回だけは。どうしても見たかったんだよ〜。


「ランマ出てた?」


「うん、もう最初からギターセットしてあったしね」


「そっか!」


そして、ごく簡潔にサッパリと、かのステージがグレイテストな消化試合であったことを伝えてきた。「予定は未定」で、そのうえ約1名が復帰直後なのだから、新しいことのしよう、言いようがなかった、ということも言えるかもしれない。でもそれ以上に、「残された宿題」を片づけてしまわなければ、先にもどこにも行けないから、という印象が強かったのだよ〜…と彼女に言ってしまうのは、ちと主観が強すぎたかなー。


それにしてもまあ、黙って墓場まで持って行ってもいい遠征話だったのだけど、面白い話は共有してもいいもんだろ。驚かせてゴメンなー。いつかこのページとか発見されたらまたビックリだなー。ま、いいか。しばらくまだまだ、氣志團ちゃんの虜で行くつもりだよ〜。