ロケ地をめぐる旅。

出張終了、そして本日は午前外出。日中は20度にもなる、という春らしい天気のもと、久々にお茶の水へ向かう。そういえばこの1年くらいすっかりご無沙汰なのだった。おととしあたりは足繁く打ち合わせに通っていたし、さらにその何年か前には勤め先がこの街だったのだけれど、どちらも利用していたのは神田側の聖橋口で、御茶ノ水口に出るのは本当に久しぶり。そして、この御茶ノ水口からの風景には、ちょっと思い入れがある。


「あの時ムッちゃんたちの撮影が行われたのは、やっぱりこの鉄橋の上だったんじゃないのかなぁ」


4月1日の夜に嘘のような本当のテロップを目の当たりにして、それからずっと「あの場所」がどこだか知りたかった。そして、確かめようは(今となってはほとんど)ないのだけれど、画面の中の印象と実際の風景が一番近いのが、この駅からの眺めのような気がしていた……ということは、実は今日駅に降り立つまでほとんど忘れていたのだけれど、よく晴れた空の下、ほの暖かい風を頬に感じたら、ああ、そういえばこの風景を確かめに来たことが何度もあったんだ、と、もの凄く懐かしくなったのだった。今度亀戸に行く途中にでも、また歩いてみようかな。別に真相は違う場所、でもいいのだ。今は思い出すことが大事。


それにしても、カザルスホールの隣には何が建っていたのだっけ? 突然駐車場になっていて、全く思い出せず。むーん。