THE ROYAL BALLET SCHOOL 日本公演(ゆうぽうと簡易保険ホール)

実はチケットを取るとき、少しだけ勘違いをしていたのだ。「ロイヤルバレエスクールの公演」というから、新国立のバレエ研修所がやるような公開レッスンみたいなものを考えていたのだな。私は、舞台モノにおいては本番のステージももちろん好きだけれど、リハーサルの風景だとかレッスンの様子を見るのがとても好きなので、なんとなく今回も、ロイヤルの普段の稽古風景をアレンジしたような(公開ワークショップのような)ものが見られる、と勝手に想像していたのだ。実際には、アッパー・スクールの生徒による立派な公演でした。
古典からは『リーズの結婚』のパ・ド・ドゥと『ライモンダ』の3幕、あとは現代物が4作品。私の場合、バレエは古典こそが筋も踊りも分かりやすくて面白い、と思う方なので、現代物が多い今日の演目はちょっと心配だったのだけど、ふたを開けてみれば新しい作品がより素晴らしかった。あまり難解なコンテンポラリーじゃなかったせいもあるかな。特に、アシュトンが「ジムノペディ」に振り付けをしたパ・ド・トロワなんかは、衣装こそ驚かされたけれど(白の全身タイツ+ヘルメットて!)、至極クラシックな佇まいで溜息が出た。あの作品の女性ダンサーは他の作品でも光っていたから、名前なんか覚えておくといいのかしら。
たくさんもらったチラシによると、次のバレエ・ハイシーズンは5月と7月の模様。5月は待望のKバレエをもう取ってあるから、ABTの来日あたりを見に行こうかな。イメージトレーニングも練習のうちだしね(と財布に言い聞かせておこう)。


明日は、東へ行く予定。