MARCH COMES LIKE A LION(三月は、嵐の季節。)

たぶん軽く10年以上振りに亀戸に行ってきた。京葉道路の向こう側には見たことのない大きなショッピングモールが出来ていて、それが97年にオープンしたそうだから、前回訪れたのは確実にそれ以前。時間というのは黙って、そしてあっという間に去っていくのだな、とつくづく思う。それでも、かつて歩いたことのある道を忘れることはなく、ストレートにその場所……つまり宮城くんに会うことのできる「自性院」にたどり着いた。やあ久しぶり、宮城くん。


花は、出がけに最寄りの駅で買っていった。黄味がかったピンクのガーベラ。思った通りの色ではなかったけれど、宮城くんの好きな花。これを忘れて行くことはできないよね。BGMはヒルビリーを全曲シャッフルにして行ったけど、気分は『MY ONLY ONE』と『5時からのレボリューション』だったかな、なんとなく。


相変わらず花がたくさん手向けてあった。相変わらず人が訪れているようだった。自分が来ない間も、みんな宮城くんに会いに来ていたんだなぁ。
足を伸ばして団地の方まで歩いてみようかと思ったけれど、今回は見送りました。それは、今はしなくていいことだわね。


私の中では「3月」は冷たい雨が降る季節だけど、今日も含めてピクニックには打ってつけのうららかなお天気が続いています。
いろんなことを考えるつもりで出かけた亀戸だけど、行きも帰りも、そしてこれを書いている今も、頭にもやがかかって思考の何もかもが邪魔されている感じ。つまりは、あんまり深く沈み込まない方がいいってことなのかな。かつてのように。でも、行ってこられて良かったです。これから、じわじわと咀嚼していこうと思います。