DEAR FRIEND、あるいは For the boys...(じゅうしちねんひとむかし?)の話。

か、か、か、


かあっこいいいいいいいーーーーーーーーーーーーー!!!!!


今日はよほどしんみりと17年前のこの日を思って日記を書こう、と思っていたのに、つい出来心で『HILLBILLY THE KID』の発掘したビデオを見返してしまったら、「しんみり」だなんてとんでもない。み、み、み、宮城くん、アナタ格好良すぎ!!!!!!!!! ダメだ!! 心臓ワシづかみされた、改めて!!!(笑) 
いやマジで、宮城くん格好いいよ。どういうこと??(笑)


ついに、古いテープの中から1本のブツを発見したのだった。タイトルは鉛筆書きで『ヒルビリーザキッド』。これ、ラベルを見るとニャニャサワに貰ったテープ、ということになってるんだけど、いつの回だったんだろう。画像の始まりのほうはかなり荒れていて、音もろくに聞こえない。「こりゃあやっぱりダメなんだな……」と諦めかけていたら、徐々に画も音もはっきりとしてきて、ああそうだ、このモノクロは『バカンス』だったんだ、と分かる。そうだそうそう、見たよ、飽きるほど見たんだ、この映像。でもって、演奏が終わったあとがまた良かったんだー。藤堂が投げるダーツの羽を、頭だけ動かしてクイッと避ける宮城くん……やっべーーー格好良すぎる!!! と、ととと、と思ったら、吉良さんと洋子さん? ああそうだ、さらにそうだった、この回はザバダックがゲストだったのだ。うわ、思い出したーーー!!! 


「それで」録って貰ったんだったな、ニャニャサワには。ぐはー懐かしすぎる。アタシはあのときzabadakのこともたいそう愛でていて(今だってとても好きだけれど)、突然の展開にひっくり返ったんだった。もう、いま考えると「あり得ない」組み合わせ……いや、当時でも十分あり得なかったと思うけど。
とにかく、番組自体だって芝居は大根だし(いや、結構頑張ってたと思う!)筋もなにもあったものじゃないんだけど(いや、それなりにちゃんとあった!)、でもね、そんなの全部すっ飛ばしても、ヒルビリーは、ヒルビリーバップスってバンドは、とっても素敵だったんだよ、ものすごく。いや本当に! といいつつも、平野くんも剛くんも竜ちゃんもジムくんも……もちろん宮城くんも……アホなことやってんなぁ(笑)


途中に流れるライブ告知のクレジットが、年末の名古屋レインボーホールのスケジュールを告げている。挿入された映像は11月20日後楽園ホールの楽屋裏だと言っている。だから、だいたいその間の頃のOAだったんだろうな。たぶん発掘するとあと2話か3話分くらいは出てくるはず。そんなのもうとても見られない、なんて思っていたけど、なんのなんの、見てしまったらすげえ楽しくてビックリだよ。ついでに『MOJO』も見つけたから、中身も確かめず再生してしまう。うわ、このタイミングでよっくんも見返しちゃうの? とも思ったけれど、この号では「登場」前までだった。なんということはないけど、ちょっとホッとする。今日は、今日だけはまだ、宮城くんのことだけを考えていたいもんな。


なんだかもう、思い出すと何もかもあっという間のことだったんだ。あらゆることから守られて、呑気なお山の大将でいられたあの丘の上を出て、手応えのない海にこぎ出してからというもの、何だかいろいろ大変だったなあ、とずっと思ってきたけれど、これもそれもあれもどれも、実はこの17年の間に全部収まってしまう出来事だったのだ。そう思うと、案外みんなちっぽけなことばかりだったのかもしれない。そうだなぁ、17年経って、うんと面倒な遠回りの道をひと周りして、戻ってきた。そんな感じ。
見ず知らずの男の子が1人でピリオドの向こう側に行っちゃって、それを知った見ず知らずの私が声をあげて泣いたのは、17年前のあと2日後。そんなのナンセンスだ、と頭では割とクールに思っていたけれど、こみ上げてくるものを止めることはどうにもできなかったな。それからずっと、男の子は私の中に影を落とし続けてきたけれど、ようやくちょっと、面と向かえたりするのかもしれない……なんて、それはまだわからないけどね。


はーーーー。しかし宮城くん。そして宮城くん。やはり宮城くん。平野くんも剛くんも竜ちゃんも(ジムくんも、あるいはメリーさんも)格好良かったけれど、この際宮城くんが格好いいだろう。ははは。それにしても、もし彼らに何事もなくこの17年間が過ぎていたとしたら、ひょっとして今頃は私も彼らのこと、全く忘れてしまっていたかもしれない。そう思うと皮肉なものだけれど、それもこれも全て含めて、たいした時間が流れたんだよ、きっと。まさか未だに自分がこんなに引っかかっているだなんて、それこそ17年前には想像もつかなかったけれど、それが「無かった」17年というのもまた、想像がつかないから。だからこれからも大切に思い出していこうと思う。


そして、とりとめもない今日の最後に。


何というか……宮城くんの声には「スリル」があるんだよね。聴くと本当にドキドキする。そして、今さら改めて聴いても、その印象は変わらないんだな。きっとこれからも変わらないだろうね。そりゃもう、宮城くんがずっと「あのまま」で変わらないのだから、当然なのだけどさ。なくした時間は時計を見ても計れないから、またこれからぼつぼつ歩いていくことにしよう。そうしたら、また何か素敵なことがあるかもしれないものね。
それじゃ宮城くん、また会いにいくよ。ガーベラ持ってね。わーい!