素直になれなくて。

新しく知り合ったメンバーに誘われて、彼女たちが好きだというバンドのGIGに行ってきた。なるほど、CDで聴くよりライヴのほうがずっといい。だけど、小さなライブハウスとはいえ、メイジャーデビューアーティストのワンマンGIGとなると、年を食ったぶんだけ素直に見られないことも多々あるわけで、100%楽しんできたかというとちょっと微妙。
だけど、そんな不遜な態度の自分にだって、今は好きといってはばからないバンドがあるわけで、その彼らだってほんの数年前までは似たような状況だったのだろうと察すると、この先どんな可能性も否定はしないけれども、例えば今日見たバンドより数歩(どころか数万歩も)先んじているはずの彼らだってまだ見られていない風景があるわけで、それこそ「ピリオドの向こう側」というのは永遠に遠のいていく蜃気楼がごとく、誰がどう夢見続けようと、何人たりとも到達し得ないものであるのかもしれない。


……なんてことは、やっぱりまだ話し込むには至らなかったな。ていうかそんな話題イヤだってば。とにかく、来週また会いましょう。楽しみにしています。