バーレッスンズ・ハイ。|何もかも。

親譲りのセンスのなさと生来の面倒くさがりが相まって、これまで本当に「運動」というものには縁遠かったのだけれど、いまやちょっとしたアディクト状態に陥っている……というのは言い過ぎだけど、身体を動かすことそのものについては、比較的苦にはならなくなってきた。特に今は目的があるものだから、稽古のある日は稽古、そうでない日は小一時間から近所を歩くことを自らに課している。天気や時間の関係でそれもままならないときは、ソファを使ってバーレッスンをするのもメニューのうち。そして、何に取り組む場合でも、動き出すまえにアミノ酸関係を仕込んでおくと、ただでさえよくかく汗がさらに滝のように流れ落ちることになって爽快度120%UP。
今日も、去りゆく連休を惜しみつつ、バーを通してやってみた。お陰さまで汗びっしょり。え、家なのに、ここ。


稽古でいつもあんなに汗をかくのは、つまり稽古場には人がいて、その人いきれが熱を生んでいるからなんだと思っていたけど、なんのなんの、自宅バーでも結構テンション上がってきます。そして、こうして身体が温まったところでストレッチをすると、脚も背中も、お風呂上がりのときよりさらによく伸びる気がしてまた嬉しくなる。どうか飽きっぽい私がこの快感を忘れませんように……などと思いながらギシギシとあちこちを動かしていると、テレビではまた興味深い番組が。
本当に、ちょっとマインドに余裕が出てくると、何を見聞きしてもそこにヒントが隠れているような気がしてくる。いや、実際それはヒントなんだろう。問題はそれをどう咀嚼して答えに活かすか、ということなのだな。明日からまた仕事。気合いは十分、と暗示をかけておくことにしよう。