Summer Jam '05

2005年9月10日現在、日本は確かに資本主義なのであるからには、お金を払った人こそが文句を言える、というのは至極当たり前のことなのだ。だからそれを鼻白んだりはしない。受け取り方は人それぞれで、そもそも世話を焼くことでもない。でも正直、あまりに舌鋒鋭いのはちょっと凹むわなぁ。だって、ベストを尽くしてないわけないじゃんか。金銭の授受に関わらず、その「場」に立ったら、やっぱり人はベストは尽くすものだろう。それでもえーとほら、何だ、なにか上手いことかみ合わないことがあったとするならば、何のせい? それはアレだ、「余白」のせい。


言うなれば余白が大きすぎたのかもしれないよね。天井までの余白、壁までの余白。隣の人までの余白、舞台までの余白。いっそあれが壁も屋根もない屋外だったら、それはそれで楽しいジャムだった! で済んだのかもしれない。あるいは、人いきれはそのままに、壁も天井も舞台ももっと近く狭かったら、まずまずハプニングが多くて、「他ではめったにみられない、ちょっと特別なジャム」で済んだのかも知れない。しかし、それらは全て仮定でしかないから、実際のところはわからない。
でもまあきっと、背中に火をつけられたのじゃたまらないとでも思った神様が、多少のいたずらか何かしたんだろ。ただ、本当にそうだったかどうかは、残念ながら私のところからは見えなかったな。ちょっと余白があったものでね。


あれ、やっぱり私そそのかされてる? ついつい流されてる? 結局アツくなってる私がそもそも負けってことかなぁ。