ことのは。

きのう日記が消失した。といっても別にはてなにエラーがあったわけではなく、ヒュッと、ほんの手違いでネットの海に消えてしまったのだ。その時、ひょっとして言葉には本当に、書き手さえも意図しないような意志があったりするのかな、なんてことを思ったりした。


そもそもはかにゃこさんの文章(id:kanirko:20050913#p1)を読んで、ハッとしてグッときて、「やさしさ」のある文章って素敵だなーと思ったこととか、そこからどんどん考えが派生して、ここ2週間の新しい職場のことであるとか、決して平坦とはいえなかった自分の仕事遍歴(?)のことなど振り返ったりしていたのだ。それで、例によって勢いに任せて書ききってみたのだけれど、いざ終わってみるとどうしても語気が毛羽立っているというか、頭の中でぼんやり結論づけた文章のかたちとアウトプットが違うというか、こりゃ一晩おいて推敲したほうがいいのかな、明日の朝かな、なんて気がして、WEBメールで転送しておいたのだ。
ところが、朝になってみると送信したと思ったメールが届いていない。あれ、あんな複雑な手順の添付を終えて、わたし確かに「ポチッ」と送信したのじゃなかったっけ? でも、受信箱はおろか送信箱にも残っていない。あらら?


元原稿は自分のマシンのローカルに残っているのだから、それをして「消失」というのはちょっと違うのだけど、「送ったはずのものが届かなかった」という意味で、やはりメールはどこかに消えてしまった。でもそれはもしかして、例え推敲して多少語尾を変えたとしても、その中に宿っていたはずのゴロゴロした違和感は消えず、それがそのまま放たれるのを、何かがどこかで遮ったのかしら、なんて都合の良いように解釈したり。まあ真相はというと、夕べはほとんど額がキーボードにくっつくくらい眠かったから、「送信」するまえにウィンドウを閉じちゃったりしたんだろうな。だったらいいな(間違ってどこかに届いていたらどうしよう)。


それはさておき、そろそろ書くべき人にメールを書かなくては。「書きます!」なんつってついつい時間が空いております。今週末からちょっくら離席するので、それまでには必ず。