至福の時。

待ちに待ってたアルバムを手に入れたあとのお楽しみは、一体この曲たちの中で自分は何がいちばんのお気に入りなんだろう、と品定めする時間のような気がする。
昨日寝る前にひと通り曲を確認して、今日からは通勤の友にした『愛羅武勇』。お気に入りの曲、今のところは何が筆頭にくるだろう。


唐突ながら、こうして日記を書くようになって、というか書こうと思ったときからずっと、そーっと見続けてきた日記がありまして、そちらで発見したフレーズが非常に今の気持ちにマッチするものだからちょっくら(無断で)お借りしてみると(トラックバックとすればいのかもしれないけれど、滅相もないというような殊勝な気持ちなのです……<まどろっこしい)、「元来」私はランマちゃんの曲が好き、なのだと思う。それは素直に認めよう。けれど、もうひとつ秘孔を突かれる要素としてのギターの音色、それについては、多分西園寺さんが変態的なんだろうと思うのだよな。だけどだけど、結局聞けば聞くほど奥歯を噛みしめて笑ってしまうのは、やっぱり誇り高き團長の曲だったりするんだよなあー。例えば『勇気』。最初にラジオで聞いたときは、それこそ『夢ころ』(と略すのは結構抵抗あるのだけれど)を聞いて照れた、なんていうのの比じゃなくて、「どわっひゃー!」と深夜に1人悶絶するほど恥ずかしかったのだけど、何というか、いまはもう「ああ〜これぞ氣志團!」なんて思ってしまって、鼻歌率もかなり高い。『萌え萌え』は、シングルの中で飛び抜けて好きだったけど、アルバムに入ってくると甲乙つけがたい曲がひしめいていることにも気づく。


音楽というのは形状記憶合金みたいなところがあって、それを聞いたときの気持ちとかシチュエーションまでもきっちり再生してくれるから、『夢見る頃を過ぎても』を聞くと、冬の冷たい空気がちょっと緩んできた瞬間とか、新曲のドロップを待ち焦がれて緊張の糸がマックスまで達していたときのことまで思い出して、どうしてもテンションが上がる。私の場合はそれだけじゃなくて、「ゆめみるころをすぎても」というフレーズがどうしてももうひとつの大切な曲を思い起こさせてくれるものだから、そんなこともひっくるめて、多分この曲はずっと思い入れを持って行く、ような気もしている。
あと、『You & Me Song』はフツーにとても好きな曲です。それから、それから、……なーんて粛々と書いてみても、結局『男帝』の破壊力には敵わないんだよなぁ〜。そして、私の中では、これは團長なりの『ビシバシ純情!』だと理解しました。くっつけたくなるの、悪い癖だと思うんだけど、オレ内理解だからよしとするか。なんなんだ。


あらら、そうこうしている間に「魁! 音楽番付」が終わってしまった。團長が代々木公園を歩いていました。あれ、この感じどこかで……と思ったのは、多分私が最初に氣志團をしっかりと(?)見たのが「情熱大陸」だったからかもしれません。ちょっとトーンが似ている気がしたんだけど、記憶違いかな。そういえばあの時(情熱大陸)、氣志團というバンド(というよりは綾小路というリーダーの人)は、見てくれに反してあんまり突出したテンションでなかったところがとても好ましかったのだけれど、だからこそそれまでのチェックマークを外してしまったのでした。それがまさか今こんな風にスッ転ぶとは、世の中どこにトラップがあるかわかりません。ホントに(笑)
それにしても途中に流れたアルバムのCM映像にかなり釘付けでした。あれは暮れのDVDで見られるのか!? 気になる……!!!!