Kバレエカンパニー展@松屋銀座〜パリ・オペラ座バレエ団「パキータ」@東京文化会館

初めてのオペラ座、初めてのパキータ。夕べは仕事で帰宅が遅くなったので、これでうっかり演目がバレエ・ブランだったりすると、かなりこう、「お迎え」が心配なところでしたが、おかげさまで大丈夫。どっちかいうと、Tちゃんの方がちょっとお疲れだったかしらん。でも、皆しっかりと楽しめました。素敵。


それにしてもオペラ座……! こうして見ると、やっぱりどんなカンパニーよりも一番しっくり見られるという感じ。テクニックが確かで、基本が美しくて、何より優雅……なのだけど、見ていても超技巧的な違和感というものを感じない。一応うちのお教室(先生)の流儀はフランスということなのだけど、冗談抜きで合点がいったよ。脚の使い方とか手の付け方とか、そうか、我々が本当に目指しているのはコレなんだ!!! とね(笑) もちろん、実際にはオペラ座が聞いて呆れるゆかいな踊り仲間たち、ではあるのだけれど、今日この舞台に触れて、俄然モチベーションが上がりました。ますますもって、お稽古頑張らねば! 
自分自身に関して言えば、ちょうど最近また少し「身体の使い方」についてひらめいてきているところなので、日々のストレッチも苦じゃないし。そろそろカイロも行っとこうかなあ。身体動かしたいなあ。ぬうう、明日稽古がないのが悔やまれる!!


そうそう、オペラ座の前には、銀座松屋で行われている「Kバレエカンパニー展」にも行ってきました。ドン・キ、コッペリア、眠り、白鳥、くるみ……それぞれの舞台の衣装や道具が展示されていてうっとり。なんたって「色」がいいんだよねぇ。甘くないところが素敵なんだなぁ。普段私たちが「衣装」というと、どうしてもスイートなピンクとか、きれいなブルーとか、鮮やかで分かりやすいものが多くなってしまうのだけど、Kバレエの衣装は舞台で映えているのに、凄く微妙な色遣いなのだよね……と、しばらく衣装談義。でも実を言うと、私が一番見ていたかったのは、入り口で上映されていた稽古風景の映像です。いいなあ、あのビデオが欲しいもん。仕方ないから、ドキュメントつながりで『エトワール』でも見とくか……というのは余談だけど、稽古風景って基本的に魅力的ではある。


そして。今回ジゼルは行かないつもりだけれど、やはりコッペリアは見ておいても良かったかもねえ、だとか、「ジゼルは行かない」と言い切ってしまったけれど、行けば行ったでまたきっとテンション上がると思うよー、だとか、でもやっぱり、何が観たいってドン・キだしね、だとか、詮のないことをつらつらと言い合いながら、結局のところ「ジャンプひとつで胸がキュンとする」というカリスマ(華)が凄いんだ、という結論に落ち着きました。いやもう、こんなにハマるとは予想外だったのだけど、本当にいつかドン・キが再演される日のために、ファンクラブ入っておいてもいいくらいの気がしてます……。