写真集来た!

絶妙なズレタイミングで万博の写真集(團長バージョン)が到着しました。うひょー照れるね。このズレっぷりが、ホントに。
もうほとんど「買う気はない」と思われるほどの駆け込みオーダーになってしまったのは、ひとつには「氣志團ちゃんがビジュアルに関わることをアウトソーシングしてしまうというのは、残念でならんなぁ〜」という引っかかりがあったからなのだった。いや、これまでだって外部スタッフは十二分に関わっているのだから、今さら取り立てて言うようなことではないのだけれど、それにしたってちょっとこのシステムは、「氣志團ちゃん(というか主にひとり)のこだわりの圧力」が感じづらくて、そこが惜しい感じでいっぱいなのだった。


しょくぎょー柄、写真をチョイスするのは嫌いな作業ではない。というか、たとえ「お買い物」というシステムの上とはいえそういうチャンスが与えられたのならば、やっぱりとびきりのストーリーを作りたくなるじゃんか。限られた「えええ」な写真たちの中からであっても、極め付きの1冊を作りたくなるじゃんか。その作業は、決して楽しくなくはなかったのだけど(むしろやっぱりハマってしまったわけなのだけれども)、やっぱりね、氣志團ちゃんの場合は「徹頭徹尾」のこだわりを、レディメイドで押しつけて欲しかったかなーと思わなくもなくもない(だからどっちよ)のだよね。


とはいっても、「プロデュース」という作業は、自分の頭の中にあることをどれだけアウトソーシングできますかというようなことなのだから(あら上から目線)、いくつものプロジェクトの中で、割り切ってこういうものを導入するのだって悪くはないのかもしれない。でーもな。でーもーなー……というようなことを、届いた写真集を見てまた思ったりしてしまうのだった。ぐぐぐ、文句いいしでスミマセン。どうでもいいけど、やっぱりカメラを買おうっと。もう何年も言ってるけど。ごめんなさい、もういい加減真剣にやります……(?)


帰り道、中央線をブッ飛ばすライナー電車に揺られながら、ふと聴こえたら涙が吹き出すような曲がまだあるだろうかと思い、『房総スカイライン・ファントム』からシャッフルで歌を流した。気がついたら8月以来、聴いていなかったかもしれない氣志團ちゃん。
残念ながら、全てを確かめるには時間が足りなかったけれど、なるほど、私は(自分なりに)絶妙にいいタイミングで「穴にハマった」のだろうな、と得心しました。ねえ、そりゃもうキラキラしてたもんね、この時間。だったら、抗いきれない「卒業」の日が、予め決まっていたら、いっそ良かったのかもしれないな。いやいや、そんなことあったら実際困っちゃうけれど。


でもホント、例えば悪魔のような人たちがやってた……でなくて、人のような悪魔の方たちがやってたバンドみたいに、終わりの日を最初に決めておいたら、キラキラした放課後を駆け抜けるのも、もうちょっと楽チンだったかもね。だって、完走した後ならば、いつ戻ってきても誰もなにも言わないものー。って、なんだか随分後ろ向きみたいだけど、そんなこともふと考えてしまったよ。


どちらにせよしばらくすれば、こんなこともみな忘れてしまう。そして記憶喪失になって、また楽しい日々を送れれば、それでいいのかもしれないなー。