Stay gold 〜 変わらないことも、変わることもまた、

  • 昨日のライブがボディブローでジワジワ来てます。ラストのあのマッチョな2曲がもう一度聴きたくて聴きたくてたまらない。そのくらい、ちょっと凄い衝撃でした。先日「(曲が)最近に近づくにつれ息苦しくなる」と言ったのを撤回しなくちゃいけないとさえ思う。つまりあれが(彼の中での)最新型ということなのか? そう思えば変化は予想できなくもなかったことだけど、実際目の当たりにしてみて、想像以上に腰から下を持っていかれた感じ。もうたまりません、中毒。
  • 以前わたしは、ネバーランドへ飛び立ってしまった男の子のことをして「そしてこの声はもう絶対裏切らないのだ」と感嘆したのだけれども、今晩の月に照らされて白状してしまうなら、こうしてハラハラしたりドキドキしたり、自分が通ってきた時間と重ね合わせたり、自分が見ていなかった期間を想像したりできることもまた、とても素敵で幸せなことなんじゃないかと思うのだ。つまり、一緒に(別にずっと一緒だったわけじゃないけどさ)2007年の10月まで来られて、こうして再び歌が聴けるのって、泣いちゃうくらい嬉しいじゃん、ってこと。
  • そもそも、10余年も何故道が分かれてしまっていたかというと、きっかけはとても些細で。たしかね、どっかのホールのチケットをね、取っていたのに行けなかったんだよね(年中行事の大風邪をひいた)。それまで「チケット買ったのに行けなかった」という経験が殆どなくて(中学生のとき「甲斐バンド」(!)が市民会館に来るのに甲斐さんのケガかなにかで延期になって、それが試験に重なって行けなかった、というのが1度だけ(!?))、布団の中で「もう始まる、もう始まってる…」とうなされながら、「仕方ないか」と諦めたらそれきりになってしまった。だいたいその頃にはもう、ネバーランドの男の子とその後の物語のことで、いろいろとっちらかったりもしていたし。そうしたら、本人も本人で活動が少なくなっていってたんだもんね。
  • 今年、灼熱の夏のさなかに突然「聴きたい!」と思ったのは虫の知らせだったのかどうか。別に活動再開するとも何とも聞こえてきていなかったのだけど、ただ、この3年ほどだいぶ助けてくれていた与太郎たちがちっとも何もしないので、違う音楽からチカラを貰い始めていたところではあったかもしれない。でもなあ、映画館で『SURVIVE STYLE 5+』見たときだって*1、ちょっとは上がったけどここまで来なかったぞ。やっぱり何もかもがタイミングってことなのか。
  • 昨日のステージでは、(大半は見えなかったとはいえ)どんな顔していいのかわからない、といった感じで表情も少し硬かったのだけれど、だんだん、少しずつね、つい笑顔が出ちゃったりして。そして、その時ばかりは以前と全然変わりがない感じで。もっと笑っちゃえばいいじゃん、なんて思ったりもしたけど、わたしだって長年素直になれないでいる窮屈さを感じてるくらいなんだから、あちらはその比じゃないんだろうな、なんて妄想したり。でも、もうちょっとエンジンかかったら、凄いイイ感じになりそうな気がします。
  • それにしても、自らを成す要素というものが、だいたい10代までに見聞きしたモノコトで構成されちゃうんだとしたら(どうもそんな気がするからこそ)たまらないなと思う昨今。そうだとしたら(そうに違いないような気がするからこそ)、そろそろちゃんと早急にティーンエイジャーだった頃の自分と、よくよく話し合わねばならないような気がします。そんなことばっかり言ってるような気もします。
  • 最後に、こんなに毎日毎日書いていて、そろそろ「カテゴるのか、カテゴらないのか」という選択も考えるべきなのでは? と思ったら大間違い。まだちょっと違うねん(?) やっぱりここ(此処)の主役は、与太郎どもであって欲しい、と思うので……処遇については、そのうち考えることにしよう。そうしよう。
  • それにしてもあの2曲……!(恍惚)

*1:岡村と卓球」がサントラに参加していた。それとは関係なくわたしのなかで五指に入ってしまう「ちょっといい話」なところが悔しい…。