ミイミのイミ。

引き続きまだまだ下腹に食らわされ続けている岡村ちゃんのタフでラウドな重低音。たまりません。相当後ひいてます。末期的。


それはさておき、立て続けにCDを買ったり持ってる昔の音源を思い出したりして、急激にたくさんの曲を聴き始めたりした場合、全部がハートにインプットされてしまうわけではなく、例えば川砂を洗って砂金がふるいに残るがごとく、「好みの曲」だけが耳に残ってリフレインするように、安全装置が作動する。ような気がする。

そんな意味ではじめにプレイリストに残った曲は、例えば「チャームポイント」だったり「ラブタンバリン」だったり、やっぱりどうしたって「どぉなっちゃってんだよ」だったりロングシュート*1だったりと、ほぼ王道なポップで彩られていた。もち、新曲も。


ところがさ。よりによってその2曲(「どぉなっちゃってんだよ」とロングシュート)を、超重量級のアレ(しかも生)で聴いたら、ちょっと考え方が変わったの。通常、好きで思い入れの強い曲ほど、アレンジなんかあんまり変わらない方が嬉しかったりするのだけれど、夏の終わりに開催された卓上動画祭り*2でちょっと免疫付いていたせいか(?)、新しいのが違和感ないばかりか、「すっっっごく!!!」良かったんだよね。
またまた引き合いに出すのは気が引けるけど、ヴォーカルの男の子がひと足先にネバーランドへ飛んでいってしまったあのグループの場合は、「もう変わりようがない」とわかっているせいか、それとも「バンド」というわかりやすくてシンプルな構成のせいなのか、今も昔も全くギャップなく聴けちゃうのだけれど、岡村ちゃんの場合はどうしたって、「20年前の音は20年前の音」な部分がある。それが、新たなアレンジに生まれ変わって(例の2曲はどっちも90年発表)、ちゃんと2007年の「今」ズギューンと来るようにしつらえられていた。なんか凡庸な表現しか思いつかないのだけど、とにかくそのことが、呆気にとられるくらい新鮮だった。前のもいいけど、今のがさらにいい。「変わらない(=裏切らない)」ことが金と思うこともあるけれど、変わるのだっていいじゃんいいじゃんって、パチパチ手を叩いてジャンプしたくなる。


そう思ったら、今のところの近作と言える『Me-imi』が、俄然耳に入ってくるようになった。最初は、「おおー長らく見ない間にずいぶん遠くへ行っちゃったなー」と思って、ほとんどフィルターにかからなかったのだけど(ラウドすぎてiPodで再生するには限界がある、ということもあるけど)、スゲかっこいい。ああそうか、そういうことか! とひらめいたら、あの重低音にきっと吹き飛ばされる月末が待ち遠しくてたまらなくて、今日は1日中繰り返してました。すごいよ、凄すぎるって(そうじゃなくてわたしが遅すぎるんだって)。

しかしそうなると、ちょっと敬遠してたけど、セルフリミックスの『ビジネス』も手に入れるべきだよね。それだって2005年。とりあえず新譜(『Me-imi~Premium Edition~』)のDISK2に思いを馳せて、明日またお買い物に行ってきたいと思います。やだ、ホントに末期。


その他メモ。

  • 長らく愛用してきたヘッドフォン(asin:B0002ERGOW)がついに断線したため、ピンチヒッターとしてappleの付属品でごまかしてきたのだけれど、それもそろそろ限界。と思って、先日のタワレコで、簡単なのをちょっと買ってみたら、冗談じゃなく玩具みたいな音でビックリ。こりゃゲーム用でいいや、と思ってDS-LITEにくっつけてみたら、それでさえ音が軽くて(以下略)。やっぱり値段なのか。とにかく、そろそろ新調します。ついにB&O、はまだちょっと尚早?
  • というかその前に、3年もののminiの電池がもう寿命です。通勤往復ギリギリ。というわけで、今年のセルフ誕プレは自動的に決定しました(早!)。
  • (こそっと)1週間ぶりに稽古。と思ったらもう総稽古ですよ。た〜いへん! 岡村ちゃんどっぷりの音世界から急遽スイッチできるか危ぶまれましたが、チャイコフスキーは偉大でした。そして、20人揃うとやっぱり壮観! 優と久しぶりに会えたのも良。
  • あ、もう一つ。音楽と恋に落ちるcoincidenceは今回も健在です。ところで、myspaceでオンラインになってる人って、ホントにそのときPCの前に居るんだろうか。えーと、わたしは居るのですけれど……。
  • で、すっかり饒舌な最近の日記。一体誰に向かって何を書いているのか? それは「いわばシャイでひきこもりのblogを返上したい」---というフレーズを使ってみたかっただけ。

*1:通は「あのロン」と略すのか?

*2:某チューブを夜な夜な見まくりました。