一期一会

事態が膠着したらどうすればいい。
以前の自分なら、事態が動き出すまで静観していた。じっと待っていた。待っているうちに機を逸すことすらあった。今はどうだろう。


動かない空気を動かしたいなら、自分が手を振り上げて空を切ってみるしかない。


そんなことがごく自然に(でもないけど)出来ている。じっとしていられない。もちろん、じっとしているとそのまま置いていかれてしまうのではないか、違う方向へ押し出されてしまうのではないか、という焦燥が押し寄せてくるから…でもある。でもそれだけじゃない。つまり、相手に手を離されるかどうかではなく、自分こそがそのジャンパーの袖にしがみついていられるかを問われているからなんだ。


というわけで悶々とした思いを払拭するために、また扉を押し開けてみた。すると、これまで数週間キュウキュウとしていたものがあっさりと氷解するんだな。それと同時に、ちょっとだけ迷っていた自分の進む方向について、またヒントを得る。そうだ、問題は自分がしがみついていられるかどうかなんだ。


日々いろいろと思いながら、道なき道を進みます。